当選後の真面目で精力的な議員活動を見てきた宮崎市民の中には、今回のスーパークレイジー君の逮捕に本当に驚いた方も多いと思う。
スーパークレイジー君の名前で有名な政治家となった宮崎市議会の西本誠市議が、9月3日に宮崎市内の宿泊施設で知人の女性に性的暴行をしたうえに、怪我をさせた「疑い」で逮捕との報道が6日にあった。
最初のニュースをネットで見たときは、正直、誤報かフェイクニュースだと思ったのだが、全国放送のゴゴスマのTVニュースを見て「本当だ」と実感した。
まだ、容疑は「疑い」ということなので今後の動向も確認する必要がある。私が気になったのは、女性に「全治およそ1週間の打撲などのけが」という傷害も同時にあった部分である。報道での弁護士の解説によれば、不同意性交等致傷は最低でも6年の実刑が伴うとのことで、確定すれば執行猶予もないため、本人の意思に関わらず議員辞職となる。
児童福祉や生活保護などの施策への一般質問を行ったり、議員活動以外でも保護司を目指して勉強や準備をするなど、個人的には、他の大多数の「一般的な市議会議員」以上に「違う角度からの視点や活動」を期待していたところである。
宮崎市役所(特に宮崎市議会事務局)の職員はマスコミや市民からの問い合わせ対応が大変な状況だと推測される。
全国的にも知名度が高い西本氏だけに、宮崎市役所の議会事務局には、テレビや新聞、週刊誌などからの取材が殺到している状況だと推測している。
また、今週から9月定例市議会も開会しているため、議会の傍聴希望者も殺到することが予想される。(※今回の定例会での西本市議の一般質問はない)
地方議会議員は、地方公務員法で「特別の公務員」として示されており、また、選挙によって市民に選ばれた者としての責任も重大である。
西本氏と懇意にしている市議会議員や県議会議員もX(旧Twitter)で紹介されていることから、今後も多方面に波紋が広がるものと思われる。
私個人が一番残念なのは、既に様々なSNS等で彼を当選させた宮崎市民をバカにするような投稿や発言が数多く見受けられることであり、今後も当分継続するだろう。
また、せっかく清山市長が様々な部分で改善や改革に取り組まれている状況に対し、今回の報道案件が足を引っ張らないことを祈る。
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